2018.06.05

梅雨の時期が始まりました。 ☔ ☔(6月)

湿度が高い日が続くため、気候と上手に付き合いましょう。梅雨時期の湿気は食べものや家にカビを生えやすくしたり、健康面で悪影響を与えたりする可能性もあるので、早めの対策が必要です。また、細菌性の食中毒の発生が増え始める時期でもあるので、気をつけましょう。

 

◆食中毒予防

家庭での食中毒を防ぐためには、食品を購入してから調理して食べるまでの過程すべてにおいて、細菌を「つけない」「増やさない」「やっつける」事が大切です。

★細菌をつけない(清潔、洗浄)
★細菌を増やさない(迅速、冷却)
★細菌をやっつける(加熱、殺菌)

例えば、まな板やふきんなどは常に清潔に保つ、食材やお料理は冷蔵庫で保管する、調理するときは食品の中心までしっかり熱を通すなどです。

梅雨以降、これから暑くなる季節は食材が傷みやすいので、食中毒菌の繁殖が盛んになります。そして、じめじめ蒸し暑い日が続くと体の免疫力が低下するので、食中毒を発症するリスクも高くなります。食中毒の予防とともに、体の免疫力をアップさせて、この季節を健康に過ごしましょう!

 

◆この時期のおすすめ食材は梅干し

梅干しは疲労回復に効果があると言われていますが、これに一役買ってくれているのが、梅干しに含まれるクエン酸です。また梅干しに含まれるクエン酸が、食中毒の原因となる細菌の増殖を抑える役割もしてくれます。体力が落ちて免疫力が低下しているときには細菌の影響を受けやすいので、積極的に梅干しを食べましょう。
さらに梅干しは口内の細菌にも作用して、口臭予防の役割も果たしてくれます。お口の匂いが気になるときにも梅干しがおすすめです。

 

◆まだまだあるおすすめ食材たち

他にもこの時期におすすめなのは、腸内環境を調える食材。
腸内の有害物質を体外に排出する役割の食物繊維を含む、ゴボウなどの根菜類や、豆類、玄米など。腸内環境を良好にしてくれるオリゴ糖を含む豆腐や納豆、たまねぎ、バナナ、はちみつなど。さらに腸に優しい善玉菌の乳酸菌が含まれているキムチや納豆、味噌やぬか漬けといった発酵食品もおススメです。
これらの食材を取り入れ、腸内環境を整えて、免疫力をアップさせ、食中毒から身を守りましょう。

 

◆たんぱく質も忘れずに

この時期たんぱく質が不足すると、体力の低下、免疫力の低下を招くので、注意が必要です。暑さで体力を消耗し内臓も弱りがちなので、消化吸収力に優れた魚を中心に、たんぱく質をしっかり摂りましょう。

 

▼▼レシピはこちら
『梅雨を吹き飛ばすレシピ』

◆ツナとはるさめの梅あえ
材料(2人分)

ツナ缶……1缶
はるさめ(あればショートタイプ)……40g
梅干し……大1個
ひじきドライパックレトルトパウチ……1袋
青じそ…10枚
白いりごま…大さじ1

◆作り方
① はるさめは表示通りのやり方でもどし、水気をしっかりときる。梅干しは種を除いて包丁でたたく。青じそは千切りに切る。
② ボウルに缶汁ごとツナ、ひじき、①のはるさめ、梅干し、青じそ、白いりごまを入れて混ぜる。(味が薄い場合はポン酢を少々足してください。)

 
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