金属缶やガラスびんの中に、食物を入れて密封し加熱殺菌して保存する缶詰の原理は、今から約200年前の1804年にフランス人のニコラ・アペール(Nicolas
Appert)によって初めて考え出されたもので、その時の皇帝ナポレオンによって、12,000フランの賞金が与えられたとのことです。そのとき丁度、ヨーロッパ各国へ戦線を広げていたフランス軍の食料として、アペールの作ったびん詰が活用されて、大いに士気を鼓舞したといわれています。
いま見られるようなブリキ缶は1810年イギリスでピーター・デュラン(Peter Durand)によって発明され、間もなく缶詰工場が誕生しました。その後、1821年にアメリカへ渡って缶詰の製造が本格化し、1861年南北戦争が始まってからは、軍用食料としての缶詰の需要が急に増え、当時約4,000万缶の生産をみるようになりました。
こうして、アメリカの缶詰産業は広い国土と豊かな果物や野菜の原料資源に恵まれて、近代的な食品工業として大きく発展しました。
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