ジャムの原材料の特長と、効果・効能

 
柑橘類

生活習慣病の予防に欠かせない「機能性成分」の数々。
 柑橘類の品種としては、オレンジ、グレープフルーツ、レモン、夏みかん、冬橙、伊予柑などですが、ジャム類では、主としてマーマレードの原料として使用されます。これら柑橘類には、豊富なビタミン、ミネラル、食物繊維、そして人の生活習慣病の予防に欠かせない、いわゆる「機能性成分」の数々が含まれています。

 この生活習慣病は、かつては成人病といわれていましたが、食習慣、喫煙習慣など生活習慣が原因になることがわかってきたため、このような名称で呼ばれることになったのです。柑橘類には、ビタミンCを始め、ヘスペリジン(ビタミンP)、リモノイド、ペクチンなど生活習慣病予防に役立つ成分がいっぱい含まれています。

臓器ガン発生リスク低下の「疫学研究」、発ガン抑制効果を示す橙色色素も。
 柑橘類摂取とガンの関係については、世界では50数例も「疫学研究」が行われていて、柑橘類を食べることが口腔、胃、食道、肺などの臓器にガンが発生するリスクを下げていることが明らかになっています。柑橘類を含めた果物の健康増進効果は、とくにアメリカやヨーロッパでは高く評価されています。

 生活習慣病の撲滅を目指して活動をしている「対ガン協会」や「心臓病協会」といった団体では、「果物や野菜の摂取で、ガン予防や心臓病の予防を」といったキャンペーンを展開。その結果、アメリカでは果物の消費が増え、ガンの罹患率、死亡率の上昇に歯止めがかかり、減り始めてさえいます。そして、「柑橘などの果物や野菜の摂取で、生活習慣病の予防を!」は西欧諸国では人々の常識になりつつあるのです。アメリカなどでは「ガン、心臓病、高血圧の予防に1日5盛りの果物と野菜を」といったキャッチフレーズが盛んに使われています。

 さらに最近、柑橘類の橙色色素(β‐クリプトキサンチン)が、発ガン抑制効果を示すことが動物実験などから明らかになりました。柑橘類は、このβ‐クリプトキサンチンを摂るのに最も手近な果実といえるでしょう。

 

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