缶詰誕生200年の歩み

最後に缶詰とレトルト食品の生産量の推移を見ることにします。
缶詰の生産統計は1905年(明治38年)より、当時の農務省によって記録されています。
1905年(明治38年)の缶詰の生産数量は17,000トン、グラフが伸び始めた戦後の1950年(昭和25年)は128,000トン、最も生産量が多くなったのは1980年(昭和55年)のおよそ120万トンとなります。この間はちょうど日本の高度経済成長期にかさなっています。当時は輸出量が生産量の1/3以上を占め非常に多く、缶詰は輸出産業の花形として外貨獲得に大きな役割を担っていた時代です。
その後、円高への移行に伴い輸出量は減少へ、また、農産物の収穫量や水産物の漁獲量の減少などの要因もあり缶詰の国内生産量は減少を辿りますが、近年ではおよそ横ばいを維持しています。

   

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