(缶詰時報 2003年6月号掲載)
人的なことで申し訳ございませんが、近年、雨後のタケノコのように家族が増えたことにより、様々なものを必要としています。その中でも服、紙おむつ、粉ミルク、ベビーフードなどが特に必要となっています。これらのうちベビーフードにつきましては協議会の事務局が当会にあり、仕事にも関係があるため、ドラッグストアなどで陳列しているものを注視してしまいます。以前までは縁がなかったため、気付かなかったのですが、ベビーフードにも様々なものがあることを勉強させていただきました。その種類は非常に豊富であり、おじやなどの主食がメインとなっていますが、ホワイトソース、野菜、果汁などの顆粒、ボーロ等のお菓子などいろいろあり、これらは多忙時や外出時または黙らせる時などに重宝しています。

 

供の友達の親と話す機会もありますが、誤解されている方もいます。缶詰やレトルトパウチ食品には多くの添加物や殺菌剤が使用されているから怖いというものでした。

懇切丁寧に説明し、その方には納得していただきましたが、缶詰やレトルトパウチに対する誤解があることに寂しさを感じ、一般の方にもっと正しい知識を普及していかなければならないことを痛感した次第です。

年より缶詰の日である10月10日が祭日ではなくなったため、当会の普及活動の一環としてレトルト食品フェアを2日間にわたり東京の国際フォーラムにて開催しました。一般の方を対象としたレトルト食品の普及活動ですが、数社の会員の方にも出店して頂き、場所柄もありとても盛況だったと思います。企画等は当会の業務部が担当しており筆者はお手伝い程度の感覚で行きましたが、一般の方への対応の難しさなど、様々な体験により疲労困憊しました。

トルト食品フェアは今年も開催が予定されています。準備などが大変であることは存じておりますが、一般の方からの直接的な意見も得られると思いますので、出店にご協力いただければ幸いです。

(食品化学研究室室長 武田 淳)


<2003年4月の主な業務>

試験・研究・調査

  1. ボツリヌス菌接種試験(厚生労働省補助研究)
  2. 加工米へのボツリヌス菌接種試験 
  3. 高温性嫌気性細菌芽胞の調製と耐熱性試験
  4. アルミレスパウチの性能評価試験
  5. 水産缶詰の香気成分と加熱殺菌との関係
  6. 介護食品のレオロジーに関する研究
  7. インターネットによる情報管理

依頼試験

新規受付20件、前月より繰り越し17件、合計37件、うち完了25件、来月へ繰り越し12件

主要項目;
容器詰食品の貯蔵試験、異物検定、成分分析(栄養成分、鮮度関連物質)、変色原因究明、細菌接種試験、菌数測定、菌株同定、容器性能試験、熱伝達試験、FDA登録関連業務、試製、証明書作成、通関統計データ処理

その他

  1. チルド食品・食品包装プロセス研究会業務(情報誌作成、事務業務)
  2. 主任技術者講習会(品質管理:資格査定)
  3. 会員企業訪問(工場調査)、
  4. 会員サービス(電話、電子メール回答、来訪対応など)

登録:2003/6/16
Copyright (c) 2003, (社)日本缶詰びん詰レトルト食品協会 Japan Canners Association