2018.07.03

ダイエット中の栄養補給・体キープ缶詰レシピ(7月)

体の中に脂肪として蓄えられるのが中性脂肪です。

脂肪は脂肪酸で構成されており、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸に分けられます。
飽和脂肪酸は肉類や乳製品の脂肪に多く含まれ、とりすぎるとコレステロール値を上げ、中性脂肪を増やすと言われています。

一方、不飽和脂肪酸は中性脂肪の合成を抑え、血中の中性脂肪を減らす働きをします。
α-リノレン酸やDHA(ドコサヘキサエン酸)、EPA(エイコサペンタエン酸)など、オメガ3系脂肪酸の不飽和脂肪酸は、血糖値の上昇を抑え筋肉を増す効果があると言われており、例えばDHAやEPAを多く含む魚(まぐろ、ぶり、さば、さんま、いわし、かつお)を積極的に摂ることで筋肉量の増加や脂肪の燃焼が期待できます。ダイエット中に積極的にとりたい食品です。

とうがらしのカプサイシンは、脂肪の燃焼を促進し、発汗作用によって老廃物を排出する働きがあります。
とうがらしたっぷりのキムチは食物繊維が豊富なうえ、乳酸菌によって発酵させているので、腸内の老廃物を排出し、腸内環境をととのえるデトックス食品です。

同様に発酵食品の酢も、主成分である酢酸が脂肪の合成を抑制すると同時に、脂肪の分解を促進してくれます。ついてしまった内臓脂肪の減少につながり、血糖値の急激な上昇を抑える働きもあるので、脂肪をつきにくくし、太りにくくする効果が期待できます。

体内にたまった老廃物を排出させるので、ダイエット中は発酵食品を積極的にとりましょう。

また、ビタミンEは血流を良くして老廃物の排出をスムーズにしてくれるので、ビタミンEが豊富なツナ、かぼちゃ、アボカド、ごま、アーモンドなども積極的に摂ると良いでしょう。

オリーブ油のオレイン酸も糖代謝や脂質の代謝を活発にしてくれます。動脈硬化を防ぐ働きがあり血の巡りが良くなり血液はサラサラになり、美肌効果もあります。

ダイエット中でも健康的な体をキープするためにバランスの良い食事を心がけて下さい。

 

▼▼レシピはこちら
『ダイエット中の栄養補給・体キープ缶詰レシピ』

◆さばの酢味噌和え
材料(2~3人分)

さば味噌煮缶……1缶
きゅうり……1本
みょうが……2本
カットわかめ……ひとつまみ
黒酢(酢)……大さじ1
白ごま……小さじ1

◆作り方
① きゅうりとみょうがは小口切りに切る。わかめは戻しておく。
② ボウルに①とさば味噌煮を缶汁ごと入れ、黒酢を加えてあえる。器に盛って白ごまをかける。

※熟成期間が長い黒酢はビタミン、ミネラル、アミノ酸などが普通のお酢よりさらに豊富です。血糖値の上昇も抑えるのでダイエット中の方におすすめです。

 
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