2018.10.02

さかなのことわざ🐟🐟

秋の味覚といえばさんま。

「秋刀魚が出るとあんまが引っ込む」ということわざがありますが、これは秋に旬のさんまを食べると元気になり、江戸で町医者の役目を果たしていたあんまにかかる必要もなくなる、という意味だそうです。

秋はさんまだけではなく、さばも美味しい季節ですね。
秋とさばにまつわることわざと言えば、「秋さばは嫁に食わすな」がすぐに思い浮かびます。
さばは秋になると脂が乗って美味しくなり、「嫁に食べさせるのは惜しい」という姑の気持ちをうたったものと言われています。
これには別の解釈もありまして、秋になるとさばは鮮度が落ちやすくなって体に良くないから嫁に食わすな、という思いやりの気持ちを表したものとも言われています。

他にさばにまつわる慣用句やことわざでは、「さばを読む」や「さばの生き腐れ”(さばのいきぐされ)」などがありますが、これらはどういう意味なのでしょうか?
体重や年齢など、知られてもいいけれど、できればあまり知られたくない、隠しておきたいという気持ちの時に、多少数をごまかして答えてしまう・・・そういう時に「さばを読む」を使います。日常でもよく聞く言葉ですが、なぜさばが数をごまかすことのたとえに使われるようになったのでしょう?

「さばを読む」という表現は江戸時代から使われるようになったそうで、「さばを読む」の“読む”は文字を読むの“読む”とは異なり、“数える”という意味になります。
江戸時代、日本近海ではさばが豊富に獲れたのですが、当時の市場では今のように重さではなく、魚の数で取引がおこなわれていました。
毎日大量に水揚げされるさばを傷まないうちに売り切るためには、スピードが重要視され、ざっと目分量で取引されることが多く、売られたさばの数と買った数とが合わないことがひんぱんに発生し、そこから数が合わないことを「さばを読む」と言うようになったそうです。

“さばの生き腐れ”(さばのいきぐされ)ということわざは、新鮮なさばだと思っていても、実際には腐り始めており、中毒することがあるという例えで、「さばは腐敗しやすいので、活きがいいように見えても、傷んでいることがあるから気をつけなさい」という意味だそうです。

実は食中毒は暑い夏より、涼しくなってきたこれからのほうが発生しやすいというデータがあります。
気温が下がってきたから大丈夫だろう、という気のゆるみも関係するようです。
その点缶詰はすでに火が通っているので安心して食べることができます。
ただし、缶をあけたら早めに食べきるようにしてください。この秋はさんまやさばの缶詰を活用して美味しく召し上がってください。

▼▼レシピはこちら『さば缶豆腐ハンバーグ』

材料(2人分)
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さば缶(水煮)……1缶
木綿豆腐……1丁(200g)
ひじきドライパックレトルトパウチ……1袋(50g)
青ねぎ(小口切り)……20g
おろし生姜……小さじ1
Aクミンパウダー……小さじ1
顆粒だし…小さじ1
サラダ油……大さじ1
お好みで青じそ……適量
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(作り方)
① 木綿豆腐をしっかり水切りする。(重しをして30分おいておくか、キッチンペーパー2~3枚で木綿豆腐を包み、ラップをかけないで電子レンジで2分30秒加熱する)。
  水切りした木綿豆腐をポリ袋に入れて手で揉んで崩し、その中に缶汁をきったさば水煮、ひじき、青ねぎ、Aを入れてよく揉んでなめらかに混ぜ合わせ、4~6等分に成形する。
② フライパンにサラダ油を熱し、①を中火で3分焼く。裏返し蓋をして、弱めの中火で3分焼く。お好みで青じそを敷いたり、大根おろしやポン酢を添えてください。