200年前のレシピを再現
ポトフ

《Pot-au-feu de menage》

  

  Pot-au-Feu de Menage
  ビーフと季節野菜のポトフー
(復元製品 ポトフ を使用)

概 要

内容総量

280g

材 料

牛スネ肉、岩塩、水

備 考
(容器形態等)

7号缶

ニコラ・アペールが記した製造工程

  
ごく一般的なポトフを作る.骨を抜いておいた肉に七分通り火が通ったら,その内の半分は保存用に取り出しておく.ポトフができたら,ブイヨンを漉す.冷めてから壜に詰めて適切に密封結束し,一本一本を袋で包む.七分通り煮て取り出しておいた牛肉を広口壜に詰め,ブイヨンで満たす.適切に密封,封泥,結束し,袋に入れたら,ブイヨンを入れた壜とともに大鍋に立てて並べる.壜や広口壜がリングまで浸るように,大鍋に冷水を満たす. 壜の上にかぶさるように大鍋に蓋をする.隙間を全てふさいで,湯煎鍋から出る蒸気をできるだけ閉じ込めるために,濡らした布で大鍋を慎重に包む.その後で大鍋の下に火をくべ,湯煎鍋がふつふつとあるいはぐらぐらと沸騰したら,その時の火力を1時間保つ.それから確実に火を火消し壷に移す.30分後に,大鍋の底にある蛇口で湯煎鍋の水を抜く.さらに30分たってから,大鍋を開ける.蓋を取って1時間か2時間後に(この時間は重要ではない,使う大鍋によって時間は多少とも変わる),壜を取り出す.あちこちの海港に発送するため,翌日に松脂
(まつやに)《galipot》*を栓に塗る.2年半たっても,ブイヨンと肉はまるでその日に作ったかのように,よい状態であった.
* galipot:海岸松(pin maritime)から採る生松脂の白く固形化したもの.

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