会長からのご挨拶

西会長

本会は昭和2年(1927年)に、「缶詰」と「びん詰」の品質や安全性の向上と、消費者への普及啓発事業を行うために「社団法人日本缶詰協会」として設立されました。その後「レトルト食品」が世に出て一大市場に成長したことから、平成26年に名称を「公益社団法人日本缶詰びん詰レトルト食品協会」と改め、現在に至っております。

缶詰食品は歴史が古く、製造原理は今から約200年前の1804年にフランス人のニコラ・アペールによって考え出されました。我が国では明治4年(1871年)に長崎県でイワシの油漬缶詰が作られたのが始まりで、その後明治10年(1877年)に北海道に日本初の缶詰工場が建設され、さけ缶詰が製造されました。一方レトルト食品はアメリカで開発され、我が国では昭和43年(1968年)にカレー製品が初めて発売されました。

このように缶詰やびん詰、レトルト食品はご家庭で手軽に利用できる点や常温で長期間保存できる安全性が高く評価され多くの方々にご愛顧いただいておりますが、この簡便性や長期保存性を維持するためには高い製造技術が必要となります。本会では加盟企業が高品質で安全な製品を製造・販売できるよう、技術者育成のための講習会や、独自の研究施設での基礎技術開発を行い支援しております。また普及啓発活動を通じ多くの方々に缶詰やびん詰、レトルト食品の良さをご理解いただく事業も実施しております。

本会は創立以来、消費者の利益を図ることが最終的に業界に利をなすという消費者起点に立った理念のもと、「公益社団法人」としての自覚と責任を持って公益的な活動に積極的に取り組んでおります。皆様方の広範囲なご要望に応えていけるよう尽力いたしますので、ご支援をよろしくお願いいたします。

 

公益社団法人日本缶詰びん詰レトルト食品協会
会長 久代会長サイン
(うらかみ ひろし)

日本缶詰びん詰レトルト食品協会のご案内(PDF版)

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